クマ |
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自然いっぱいクマ編軽井沢にはツキノワグマが生息しています。 近年、クマと人間との共存について考えさせらることが多くなりました。 どうして問題が起こるのか考えてみましょう。 |
| 軽井沢の位置する浅間山麓は、豊かな自然が残る地域として知られています。夏の冷涼な気候と豊かな自然は避暑地として古くより確固たる地位を築いており、年間800万人もの人が訪れます。夏の人口は、冬の10倍とも言われています。 軽井沢は近年、野生動物が人間の居住県内に頻繁に出没しています このような状況の下で、人と野生動植物との間には様々な問題が起こっています。別荘やゴルフ場の開発によって草原環境が失われ、そこに生息していた動植物が激減し、生態系維持に大きな役割を担っている軽井沢の町花サクラソウなどの植物が激減しました。 一斉植林されたカラマツ林は林業の衰退により管理不足が起こり荒廃しています。下刈りもされない山林はクマの隠れ場所だらけです。また、伐採による広葉樹林の減少は、森をすみかとする多くの野生動植物にとって、厳しい生息環境になってしまいました。地元では昔から言われている獣道に沢山の別荘が建ち、車や人が行きかうようになり、動物と人間の住居地域の線引きが壊されてしまいました。 森が手入れされていると、隠れる場所が少なくクマは人里に出てこれないといわれています。山が荒れて、開発されて・・・出てくるのでしょうか? 近年、頻繁にツキノワグマが住居地区に現れるようになりました。 ツキノワグマってどんな動物でしょう?ツキノワグマと共存するために、私たちは彼らの実像を理解することが必要です。 ◇ツキノワグマについて◇ ツキノワグマは、秋にどんぐりを沢山食べないと生きていけませんので、ブナやミズナラの広葉樹林帯で生息しています。 大きさは全長1.2〜1.5m、体重50〜130kgくらいです。もちろん、コグマはもっと小さいですよ。大きさはオスのほうがメスより大きいです。 臭覚はとても鋭いですが、視覚はあまりよくないです。聴覚は大変よく、動きは素早いので、山に入るときのラジオやクマ鈴の携帯が呼びかけられています。 森に入るときには、ツキノワグマの痕跡に注意しましょう。 足跡はだいたい幅10cmくらいです。樹上で木の実を食べた跡がないか? 糞がないか?木に爪あとがないか?野鳥の森にもクマの爪あとを見ることが出来ます。 山に生息するツキノワグマは、冬眠の前の秋には冬眠するために、ブナやミズナラ、クリなどの木の実を大量に食べて脂肪を蓄えます。これらの木の実が不作となると、困ったことに人里への出没が増えるようです。また、メスはこの時期に脂肪を十分に蓄えないと、妊娠できないことがあるようです。子孫繁栄の為にも大切な時期なのです。 冬眠から覚めると、クマはすぐに芽吹いた草や木々の葉を食べます。ツキノワグマは単独で生活していますが、母親とコグマは一緒に行動しています。群れでなくてよかった・・・夏は交尾期です。また、1歳半または2歳半くらいになるとコグマは、母グマと別れて、ひとり立ちをします。夏は緑豊かな季節ですが、ツキノワグマにとっては食べ物が少ない時期なので、アリなどの昆虫を食べたりしていますが、最近はゴミにつられて人里へ出てくることが多くなってしまいました。 冬は樹洞や岩の下などで冬眠します。しかし、私たちが考えるように完全に眠っているわけではないそうです。体温はあまり下がらないようです。クマはてっきり変温動物なのかと思っていました。 山菜採りの時はクマに注意しましょう。フキやウドやタラの芽はクマも食べます。クマは、山菜を食べるのに夢中になっていると人の気配に気が付かないことがありますので、不意に出会ってしまうと、自分を守ろうと攻撃してくることがありますから要注意です。 ☆クマと出会わないために ◇クマ鈴や携帯ラジオなど音の出るものを携帯して、人の存在を知らせる。 ◇見通しの悪いやぶや洞窟、岩穴などに踏み込んだり、覗き込んだりしない。 ◇クマが活発に動く時間帯の早朝や夕方に出歩くのを避ける。 ☆コグマに遭遇したら・・・・・ 母と子は一心同体。コグマの近くには必ず母グマがいますよ。母クマは、こどもを守ることに必死です。人間と一緒です。この場合には大変危険ですから、ゆっくりと後ずさりして、直ちにその場を離れて下さい。決してコグマに近づいたり、触れたりしてはいけません。 軽井沢の山を開発したことによって、被害を受けたのは動物たちです。調査によれば5月の連休を過ぎると熊がごみを荒らしに人里へやってくるようです。我々はせめてゴミ出しのルールくらい守りたいものです。 みちくさ一言・・・ 近年、動物が人間に被害をもたらすという問題は増えています。山で出会うクマもそうですが、軽井沢には野生のサルがいくつかの集団で住んでいます。昔は旧碓井峠や山の奥深くで生活していたので日常で見かけることはあまりありませんでした。しかし、人間が気軽にえさを与えることにより、その行動範囲はどんどん民家に近づき、ついには家に侵入されたり、畑の作物を荒らされるまでになっています。 アライグマも人間がペットとして飼えなくなり、放置した結果、野生化し、繁殖し、作物を荒らしています。危険外来種です。しかし、どれも我々人間にも責任があるのではないでしょうか?自然との共存を真剣に考えさせられるシグナルだと思います。 軽井沢ではNPO法人のピッキオが、様々な情報を発信し、クマに発信機をつけたり、登下校中の子供たちをクマから守るためにベアドックを連れてパトロールするという活動を行っています。 ・・・・・・この場をお借りしてピッキオのスタッフの皆さんにお礼を申し上げます。 いつも笑顔でありがとう・・・・・・ |
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